1)高校とは
高校の場合、推薦で大学に進学する場合を除き、中学のように内申点は関係ありません 出席日数も合否に関係ありません ただ、一定の日数以上欠席があると進学できなくなります
赤点を下回ると退学
高校生になると、赤点という仕組みが出てきます 定期テストの平均点の半分以下の点を取り続けると、退学になってしまいます 勉強をさぼったとしても、赤点だけは取ってはいけません
2教科受験で進学できる大学
大学には公立と私立の2つの区分があります 公立の場合は高校入試と同じで、5教科受験が必要な学校がほとんどです
しかし私立の場合、2教科受験だけで合否を決める学校もあります
英語だけ ずば抜けて実力がある場合、英語と小論文だけ勉強すれば、一流大学に進学することができるのです
高校生になったら、こういった違いを頭に入れて、勉強を進めてください
2)勉強をする理由
何のために、辛い勉強をするのか
それは将来 自身の進みたい職業や素晴らしい人生をつかむため、まずは目標大学への現役合格を勝ち取るためでもあります 第一の関門の共通テストの出題範囲は、高1の履修内容から約60%・高2から約40%といわれています
この共通テストの出題範囲で分かるように、高1の時点から大学受験は始まっています
高校生は中学生と違い、偏差値輪切り教育です 同じくらいの学力を持った人の集団です
各高校では独自の目標を置き、大学受験対策への取り組みをしています
授業カリキュラム・教科書選択・テストレベル・授業スピードなどのあらゆる面で大学受験に向けての用意がされています 今の学校教育現場は、早ければ1学期が終わる頃には上位の3割と下位の3割とが成績の面で分かれることです
3)予習がいちばん
高校生は教科書の内容量が中学の約3倍に増え、授業スピードは約3倍速く、部活も厳しくなり、通学時間も人によってかかります この状況で1日3時間の自宅学習が進学校の高校生の現状です
高校の授業は「予習をしていることが前提」にして進めています
この理由から高校の勉強が急に「難しい」と感じる高校生の方も多いです また、中学校のときと違い、単に教科書に書いてあることを暗記する勉強ではなく、内容を深く理解することが求められます 一度、学校の授業を聞くだけで理解することはむつかしいです
高校生の勉強法は何よりも「予習」が大切です
「何を」「どこを」「どうすれば」など、ここを具体的にやれば、効率的な予習ができます
定期テストのまとをえた対策も、このポイントが理解できれば「高得点」がとれます
4)予習しないと負の連鎖
予習をしないと授業の内容を十分に理解できません
その後の授業もわからなくなってしまいます
その授業で習った内容は次回の授業を受ける前提になるからです
授業でつまずくと次回の授業で前提となる知識の習得が不十分ですので、当然、次回の授業もつまずく可能性が高くなります 理解が不完全なまま授業を受け、負の連鎖になり、最後は大きく成績を落ちてしまいます
そのため、必ず予習をして、日々の授業を受けましょう
5)復習も大切
高校生の学習で 予習のつぎに重要なのが復習です 授業は一度覚えてもすぐに忘れてしまうのが普通です
授業を聞いただけでは知識を定着させることはできません
そのため、授業が行われた日のうちに内容を振り返り、総括することが大切です
また、復習においても各単元の重要ポイントを意識しましょう
全てを復習するのではなく、要点だけでしたら、忙しくても短時間で効率的な知識の習得が可能です
学校の授業を受けたら、できるだけその日のうちに復習をします
予習内容や授業で教わった内容をもとに「復習ノート」にまとめ、知識や解き方を定着させていきましょう
効率の良い復習をするために、高校の教科書に合わせ、苦手に対応し、自身のペースで行うことが大切です
6)忘れるので何度も復習
勉強内容が膨大なので、覚えた知識を忘れてしまいます
重要なのは。より多くの知識を長く覚えていられるように、何度も繰り返し復習するということです
その日のうちの復習も大事です しかし知識を定着させるには1週間おきや1ヶ月おきなどの間隔で見直しを行うことがより大切になります
このことは有名なエビングハウスの忘却曲線の実験でも証明されています 中期的・長期的な復習を効果的に学習に取り入れましょう
7)教科書の読み込み
予習の方法としては、教科書の読み込みが基本となります 授業で扱う箇所を繰り返し読み、基本事項を押さえてましょう 授業を受ける際は疑問点を意識し、内容理解を深めましょう
8)内容の深い理解
中学校のテストでは、単語や解法を暗記するだけでも、点数が取れ、比較的容易に成績を維持することができました
しかし、大学入試を意識する高校の学習では、内容理解だけでなく、幅広い応用力が必要です
そのため、単語や解法をただ暗記するだけでなく、単語の意味や用法、解法の背景にある考え方や公式も押さえておく必要があります
テストを乗り切るためだけの勉強でなく、きちんと学習を行い、大学受験でも生かせる知識やその応用力を身に付けることが大切です
9)質の高い実践
高校生の学習内容を膨大ですので、ダラダラと勉強していては時間がいくらあっても足りません
いかに勉強の質を高められるかが大事になります
質を高めるため、勉強内容とそれに対する勉強時間を決めておくのが良いでしょう
時間内に決まった内容を終わらせようと最大限、集中することで勉強の能率は高まります
10)どれくらいの勉強時間?
勉強時間は現在の学力や理解度、生徒さんの偏差値によっても違います 高1、高2、高3などの学年、苦手教科がどのぐらいあるのか、勉強の仕方がどの程度かなど、また、テスト直前などの時期によっても必要な勉強時間は違ってきます しかし、内容を理解し、高得点を目指す為に必要な勉強時間は毎日3時間をみれば良いでしょう
ただ、効率の良い勉強法で取り組まないと学習効果が悪くなり、無駄な勉強時間が増えてしまいますので、結果のでる勉強法を身につける事が重要です
国立大学を志望する一般的な高校生が合格をするには、どのくらいの勉強時間が必要なのでしょう
高校1・2年生は部活や学校行事で忙しいため、学習時間が満足に取れません
そのため、1・2年生は毎日2〜3時間の勉強をコツコツ続けていくのが良いでしょう
勉強時間は限られていますので、優先順位の高いものを中心に集中して学習することが大切です
質の高い勉強を毎日継続できれば、たとえ短時間であっても大きく学力を高めることができます
高3は毎日4 - 5時間の勉強が必須です
大学受験を控えた高3のシーズンは勉強量を増やす必要があります
入試に向けて、学習しなければならないことが多いので、最低でも一日4〜5時間は勉強しましょう
部活をしていた生徒なら、夏休み以降は平日5〜6時間、休日8〜10時間程度は勉強した方が良いでしょう
学習内容ですが、夏休みまでは1、2年生の内容を総復習し、基礎知識を完璧にするのがおすすめです
夏休み以降は共通テストの予想問題や志望校の過去問を用いて、問題演習中心の学習を行いましょう
11)授業の重要ポイント
高校は学習量が多くなりますが、学習内容の全てが重要ではありません 各単元に大事なものとそうでないものがあります そのため、勉強を各単元の重要ポイントをつかむことが大切です
予習の際は、教科書や参考書で強調されている部分を中心に学習しましょう 授業では先生が重要ポイントを明確に示しますので、聞き逃さないようにしましょう
12)学習スケジュール
中学の時には、テスト直前や前日だけのテスト勉強でも理解できた内容も、高校では通用しません
高校では、中学の時以上に学習スケジュールを作って、その学習計画通りに勉強していく事がとても大切です
まずは、予習・復習などの学習を進めるにあたっての計画を立てていきましょう
学習計画を立てるときには、次のポイントがあります
大目標を立て、それをもとに具体的な小目標を立てる
例えば、「定期テストで合計点を取る」という目標を立てたら、そこから「英語では〇点取る」「数学Iでは〇点取る」と、目標を小分けしていきます
13)やるべきことを書き出し
これまでの定期テストや模試の結果を振り返ってみると、自分が各科目どの分野を苦手としているかわかります
そこは特に予習・復習が必要な部分です 確実にできるように次の定期テストの試験範囲を予想して、科目ごとに集中して取り組む単元や項目を明確にしましょう
書き出したものを1日単位で割り振っていく
定期テストの日程や毎週の授業の時間割を考え、やるべきことを週単位・1日単位で割り振ります
予備日を設ける
計画通りに勉強が進まなかった時の予備として、計画を立てるときには、週に1日ほど、余裕をもたせておきます
14)授業対策
学校の授業対策と並行して、学校の教科書、問題集、参考書を使った大学入試関連学習を行っていく事が、一番負担もなく無駄もなく効率の良い大学受験勉強法です
15)定期テスト対策
対策は2週間前から始めるのがベストです
高校になると中学よりも定期テストの難易度が上がるため、一夜漬けの勉強では困難です
高校の定期テストでは内容理解を試すために、教科書や問題集の問題を変更したものが出題されますので、問われ方も変化に柔軟に対応できる応用力も必要になります
2週間程度あれば、知識の暗記や問題演習に十分な時間を確保できますので、良い結果が期待できます
日頃から予習復習ができていれば、大丈夫です
これまで勉強してきた英単語や漢字などの暗記がしっかり定着しているかの確認と、予習や復習を通して苦手だと感じている部分を中心に進めていきましょう
テスト期間に入ったときにすでに基本ができているのでテスト勉強に臨むと、精神的にも楽ですし、苦手なところに時間を割くこともできます
16)定期テストスケジュール
2週間という短期間で定期テストで高得点を取れるだけの実力をつける必要があるので、事前に学習スケジュールを立てましょう
スケジュールを立てる際は、「テスト範囲を網羅して対策できているか」「演習量が十分にできているか」ということを意識しましょう
テスト範囲に沿った学習を行わなければ、いくら学習量が多くても良い結果を出せません
また高得点をつけるには、問題演習を繰り返し行うことが大切です
定期テスト直前や前日になっても勉強のやる気が出ない、テスト勉強していない ことはありませんか
テスト直前、前日のテスト対策を行うとしたら、過去問や予想問題集に取り組む一夜漬けの暗記する以外のテスト勉強法はありません
もちろん、この勉強法でも学校の教科書 または合わせた予想問題があれば高得点を狙えます でもテスト直前や前日でも高得点を狙う事が出来ます
ただ、テスト対策勉強なので、内容が身に付かずテストが終わった後にほとんど忘れてしまいます
17)問題集は繰り返し
問題集は少なくとも2周は解くようにしましょう
1周目は間違った問題や理解が不十分な箇所に×や△の印をつけておくことがおすすめです
2周目以降はその印がついている部分を中心に演習を行えば、苦手を着実に克服できますので、効率よく得点力を伸ばせます
間違った問題に関しては反復学習が高得点を取るための鍵になるので、根気よく何度も解き直しましょう
18)テストの傾向
高校の学習範囲は幅広いので、各試験の傾向を把握することは非常に大切です
教科によっては先生が授業内で「テストに出る箇所」を教えてくれることもあります 聞き逃さないようにしましょう
単語の暗記だけで乗り切れるのか、論述の問題もたくさん出されるので内容理解も必要なのか、先生によって試験の傾向は違います 試験対策を行う際は、その傾向を元にして適切な対応を考えましょう
19)定期テスト勉強方法
高校の定期テストで、思うような結果が出せずに自信を無くしたり、落ち込んだりしてしまっている方は 勉強の仕方が悪いかもしれません
やり方を見直して、予習を中心とした勉強方法に切り替えましょう
もしかしたら「自分は勉強ができないのではないか」不安に思ったり、落ち込んだりしてしまっているかもしれません
中学と高校では、テストで点を取れる勉強の仕方がちょっと違いますので、勉強ができなくなったわけではありません
今の勉強法も決して間違っているわけではないので、それにプラスして新しい勉強法を取り入れましょう
参考書、問題集の定期テスト対策
定期テスト対策で問題集や参考書をつかった勉強法は下記のとおりです
学校の問題集や配布されているプリント、または学校に対応する問題集を使います
1回目はまず自力で解いて、解ける問題は「○」、解答解説、参考書をみてわかる問題は「△」、解答解説、参考書をみてもわからない問題は「×」にします
2回目は、△の問題だけを解き直して「○」になるまで取り組み、もう一度×の問題も解答解説を見てわかった問題は△にします
3回目では、△の問題が完全に無くなるようにします この勉強法だけで平均点以上はとれるようになります
20)大学受験勉強法
大学受験対策を始める前に、まずは志望校を選びましょう
現状よりも偏差値の高い志望校を選びましょう
早いうちに目標を明確にしておく方が、計画も立てやすく、モチベーションも高めやすいです
志望校は現状の実力では少し厳しいくらいのレベルの大学から選びましょう
勉強のやる気もでて、一所懸命、勉強するので実力も伸びます
21)逆算して明確に
大学受験のためにやるべきことは 多くあります
与えられた時間は限られていますし、ただ勉強するだけでは十分に実力を発揮できません
効果的に実力をつけるには、優先すべき教科や重点的に強化すべき教科をその都度明確にして学習を進めるべきです
そのため 大学合格というゴールから逆算し、計画的に受験対策を行うのがベストです
基礎知識を習得する初期から徐々に実力を伸ばしていくことが大切です
各ステップで対策すべきことを明確にし、それに沿って計画的に勉強していけば、合格できるだけの実力をつけることができます
学習計画を立てるのが面倒だと感じる方もいますが、合格を勝ち取るためには最重要ですので、必ず取り組みましょう
22)勉強計画は科目ごと
勉強計画はできるだけ具体的に作りましょう
おすすめは 科目ごとに勉強量で計画を立てることです
各科目で対策する内容を明確にし、その内容を網羅的に学習できる勉強計画を立てましょう
また勉強計画には すこし、ゆとりを持たせておくのがおすすめです
計画を立てるだけなら簡単なので内容をたくさんにしてしまいますが、それではすぐに挫折してしまいます
後から量を増やすことはできますので、自分が確実に達成できる勉強量で計画を立てるのがベストです
23)最優先の基礎知識
全ての勉強は基礎からの積み重ねです 志望校のレベルに関わらず、基礎知識の習得は必須になります
まずは教科書の内容を盤石にしましょう まずは教科書を読み込み、問題集で反復学習をするのがおすすめです 間違った問題を中心に復習するのも忘れてはいけません
また単語や公式を必要だけでなく、意味や原理にも注目して内容のある知識を習得するべきです
そうすることで基礎レベルの問題を解き、応用問題にも応できます
24)過去問演習で明確に
過去問を中心に十分な問題演習を行うことも重要です
過去問を繰り返し解けば、志望校の出題傾向を把握できるため、得点力が飛躍的にあがります
また過去問で間違った問題や不安を感じた箇所は教科書や参考書で復習し、自らの苦手を着実に克服しましょう
基礎的な理解が不十分だと感じた場合、学校の問題集などを用い基本的な問題を繰り返し解きましょう
平易な言葉で簡潔に説明がなされているものや、図やイラストを豊富に使用しているものなど、教材によって特徴が異なるため、自分に合ったものを選びましょう
また「わかりやすい表現で説明している」「重要なポイントを収録している」などは良い教材です
25)大学推薦もらうには
高校受験の推薦と、大学入試の推薦は仕組みが全然違います
大学に推薦で合格したい場合、1年生の時からしっかりと対策する必要がありま
一般入試と比較すると、楽に合格できるので推薦を狙えるようであれば推薦を目指して、対策していきましょう!
□2 効果の出る科目勉強法
1)英語勉強法
勉強法1
英語は単語と文法の基礎固めが大切
英語も古文同様、単語や文法の知識がなければ読解力があっても文章を読みこなすことはできません
長文読解を攻略するためにも、学校で出される単語や文法の課題はできるようにしましょう
単語はある程度まとめて覚えましょう 1週間で100個の単語を毎日繰り返し覚えるというようなやり方がおすすめです この方法は同じ単語を短期間に何度も繰り返し確認するため、記憶の定着率が高まります
一方で文法学習は問題集を繰り返し解くのがおすすめです 文法の構造を理解しましょう
高校の英文法は中学に比べて複雑で、量も多いので、中学時代に英文法が得意であったという場合でも油断せずにしっかり勉強しましょう
勉強法2
英語は英単語と文法問題集を繰り返して実力をつける
英語は中学生の勉強とほとんど同じです 最初はとにかく英単語を覚えましょう
ただ覚える量が中学生と比べて増えます
そこで学校で配布される文法の問題集を繰り返し解いて、文法を理解していく方法に、切り替えることが大事です
高校生になると覚える英単語と文法の量が、中学生よりもけた違いに増えるので注意しましょう
毎日の勉強法
次の日習う英単語を訳す
次の日に習う英単語の日本語訳を調べておきましょう これをするかどうかで、授業についていくのが楽になります
今日習った文法を復習する
その日に習った文法は、その日のうちに覚えてしまいましょう 問題集を一度やっておけば、ある程度頭に入り理解できます
2)数学勉強法
数学は問題演習を繰り返すことが大切
数学は「公式を理解する」「問題演習を繰り返す」が大切です
特に問題演習を数多くこなすことは重要です 公式も、実践的な練習を積みましょう
また数学が苦手な人は、最初は公式の意味がわからなくても構いません 繰り返すうちに、その意味や用法が次第にわかるようになります
高校の数学は、中学と違って難易度が大きく上がります
高校の数学は、
数学A
数学B
数学Ⅰ
数学Ⅱ
数学Ⅲ の5つに分かれます
勉強方法については、A~Ⅲまで同じやり方です
毎日の勉強法
翌日習う範囲の例題を解いておく
1度でよいので、翌日授業で習う問題の例題を解いておきましょう
それだけで授業の理解度が大きく上がります
最低5問は問題を解きなおす
その日習った問題を、家に帰ったら最低5問は解きなおしましょう
少し復習するだけでテスト前の勉強がかなり楽になります
3)国語勉強法
国語は、高校に進学すると現代文と古文の2教科に分かれます
現代文と古文は分けて、勉強方法を考えていきましょう
国語は正しい読み方を理解し、古文は古語を覚えましょう
国語 現代文
現代文の勉強法
現代文は、物語と論説文です 長文を読んで問題に答える形です
高校生になると多くの学校で習った文章がテストに出なくなります
そこで、長文読解の解き方を覚えていくことが大事になります
毎日、教科書の音読1回、 現代文の教科書を翌日習う範囲を1回だけ音読すると良いでしょう
現代文の勉強では、漢字と論理展開を押さえた読み方が大切になります
漢字や現代文のキーワードに関しては、学校で出される課題を上手く使いながら、コツコツ知識を習得していきます
一方で論理展開を押さえた読み方に関しては、順接・逆説などの文節間の論理関係や段落同士の内容の関連性などを正しく理解する練習をする必要があります
正しい読み方を身に付けるには、読み方の悪い癖を反復練習によって直していかないといけません
時間がかかる作業になりますので、早いうちから大学受験を見越してコツコツ練習を積み重ねましょう
古文の勉強法
中学生でも古文は出てきましたが、高校は難易度が高くなります
現代語訳が書いてない問題が一般的になります そこで大事なのは外国語の「英語」と考えて勉強することです
英語の勉強法で大事のは、英単語を覚えることです
これと同じ考えで、古文は古語を覚えることが重要になります
たくさんの古語を覚えていきましょう
古文は単語と文法のマスターが必須です
古文では「古文常識を理解する」と「単語・文法の暗記」が重要です
特に単語と文法の暗記は大切で、それらの知識がなければ、いくら現代文の読解力に優れても文章を理解することができません
漢字と古語はテスト前にまとめて覚えるのは大変です 1日、数個ずつ定期的に覚えていきましょう 単語は、コツコツ暗記を進めましょう
文法に関しては授業で習ったことをきちんと復習し、用法を実践的に確かめていきましょう
漢文は句法と返り点をマスターしましょう
漢文を読むには、まず句法と返り点を覚えなければいけません
「否定」や「疑問・反語」、「使役」など最低限の句法を覚えていないと文章を理解できません
それは「レ点」や「一二三点」などの返り点も同じです
それらの数は多くないので、早いうちに覚えましょう
4)理科勉強法
理科が得意な生徒さんは物理、苦手な生徒さんは生物で勝負しましょう
理科は高校の場合は、次の4つに分かれます
生物
化学
物理
地学
計算がより重視される科目や暗記が多い科目など、それぞれによって特性が違うので、それに合わせて勉強法も変えましょう
物理に関しては計算の比重が大きいため、数学と同じような演習の勉強法がいいです
公式を使いこなすには現象に関する理解が欠かせないので、公式の背景にある現象に関しても詳しく学習しましょう
理論物理
化学は無機化学を中心に暗記事項が多いので、暗記作業をしっかりと行いましょう
有機化学は暗記だけでは対応できません 演習で解法を学びましょう
生物に関しては基本的に暗記作業が中心になります 計算に関しては複雑な問題はないため、まずは教科書の読み込みをして基礎内容を暗記しましょう
地学は対応している大学が少ないですが、比較的対策がしやすい科目です
まずは教科書の読み込みで基本的な知識を習得しましょう
その後は問題集を繰り返し解き、知識の穴を埋め、解法のパターンを覚えれば十分高得点が期待できます
理科が得意な生徒さん
理科が得意な生徒の場合、物理を選択することをお勧めします
物理は数学と同じで、解き方さえ覚えれば、スラスラ解けてしまう教科です
理科が苦手な生徒さん
一方苦手な生徒さんからすると、問題を1行読んだだけで難解でわかりません
そのような生徒さんは、生物を取ることをお勧めします 生物は植物や動物の特徴など、丸暗記するだけで点数が取れます 理解する部分はほとんどなく、丸暗記で点数が取れる教科です
あなたが将来どの道に進むかによって、理科を何教科とるかが変わってきますが、2教科以上必要な場合、化学と地学の中から、好きな方を選択すればよいと思います
5)社会勉強法
社会は 語句の丸暗記+全体の流れの理解がポイントになります
社会は高校になると 以下の6つに分かれ 、それぞれ相当な分量があります
地理
日本史
世界史
倫理
政治経済
現代社会
文系・理系に関わらず、基本的に2科目以上は勉強しなければいけませんので、テスト前の丸暗記だけでは乗り切れません 文系では用語に関する論述問題も出題されますので、テストは特に難しいです
用語を単体で暗記するのではなく、用語に関する簡単な説明も合わせて記憶しておくと良いでしょう
またテスト直前に詰め込みではなく、日頃から予習・復習をおこない、知識を整理しておきましょう
社会の勉強法は、中学生の勉強法とあまり変わりません 高校の場合は、上記の勉強法に加えて、ふかんして、全体の流れをつかむことが大事になってきます
中学生の場合、ただ語句を丸暗記するだけで点数が取れましたが高校では ふかんして、流れを理解できていないと点数が取れません
中学生のように、ただ年代を覚えるだけの勉強は、量が多すぎて無理です
毎日の社会勉強法
①教科書を一通り読んでおく 翌日習う分野の教科書を一通り読んでおきましょう
②これだけで、翌日の授業の理解度が2倍にUPします
③問題集があるなら こまめに終わらせましょう
社会は定期テストの直前に覚えた方が効率が良いです 問題集だけは前もって進めておくと、テスト前は楽になります
高校の場合、推薦で大学に進学する場合を除き、中学のように内申点は関係ありません 出席日数も合否に関係ありません ただ、一定の日数以上欠席があると進学できなくなります
赤点を下回ると退学
高校生になると、赤点という仕組みが出てきます 定期テストの平均点の半分以下の点を取り続けると、退学になってしまいます 勉強をさぼったとしても、赤点だけは取ってはいけません
2教科受験で進学できる大学
大学には公立と私立の2つの区分があります 公立の場合は高校入試と同じで、5教科受験が必要な学校がほとんどです
しかし私立の場合、2教科受験だけで合否を決める学校もあります
英語だけ ずば抜けて実力がある場合、英語と小論文だけ勉強すれば、一流大学に進学することができるのです
高校生になったら、こういった違いを頭に入れて、勉強を進めてください
2)勉強をする理由
何のために、辛い勉強をするのか
それは将来 自身の進みたい職業や素晴らしい人生をつかむため、まずは目標大学への現役合格を勝ち取るためでもあります 第一の関門の共通テストの出題範囲は、高1の履修内容から約60%・高2から約40%といわれています
この共通テストの出題範囲で分かるように、高1の時点から大学受験は始まっています
高校生は中学生と違い、偏差値輪切り教育です 同じくらいの学力を持った人の集団です
各高校では独自の目標を置き、大学受験対策への取り組みをしています
授業カリキュラム・教科書選択・テストレベル・授業スピードなどのあらゆる面で大学受験に向けての用意がされています 今の学校教育現場は、早ければ1学期が終わる頃には上位の3割と下位の3割とが成績の面で分かれることです
3)予習がいちばん
高校生は教科書の内容量が中学の約3倍に増え、授業スピードは約3倍速く、部活も厳しくなり、通学時間も人によってかかります この状況で1日3時間の自宅学習が進学校の高校生の現状です
高校の授業は「予習をしていることが前提」にして進めています
この理由から高校の勉強が急に「難しい」と感じる高校生の方も多いです また、中学校のときと違い、単に教科書に書いてあることを暗記する勉強ではなく、内容を深く理解することが求められます 一度、学校の授業を聞くだけで理解することはむつかしいです
高校生の勉強法は何よりも「予習」が大切です
「何を」「どこを」「どうすれば」など、ここを具体的にやれば、効率的な予習ができます
定期テストのまとをえた対策も、このポイントが理解できれば「高得点」がとれます
4)予習しないと負の連鎖
予習をしないと授業の内容を十分に理解できません
その後の授業もわからなくなってしまいます
その授業で習った内容は次回の授業を受ける前提になるからです
授業でつまずくと次回の授業で前提となる知識の習得が不十分ですので、当然、次回の授業もつまずく可能性が高くなります 理解が不完全なまま授業を受け、負の連鎖になり、最後は大きく成績を落ちてしまいます
そのため、必ず予習をして、日々の授業を受けましょう
5)復習も大切
高校生の学習で 予習のつぎに重要なのが復習です 授業は一度覚えてもすぐに忘れてしまうのが普通です
授業を聞いただけでは知識を定着させることはできません
そのため、授業が行われた日のうちに内容を振り返り、総括することが大切です
また、復習においても各単元の重要ポイントを意識しましょう
全てを復習するのではなく、要点だけでしたら、忙しくても短時間で効率的な知識の習得が可能です
学校の授業を受けたら、できるだけその日のうちに復習をします
予習内容や授業で教わった内容をもとに「復習ノート」にまとめ、知識や解き方を定着させていきましょう
効率の良い復習をするために、高校の教科書に合わせ、苦手に対応し、自身のペースで行うことが大切です
6)忘れるので何度も復習
勉強内容が膨大なので、覚えた知識を忘れてしまいます
重要なのは。より多くの知識を長く覚えていられるように、何度も繰り返し復習するということです
その日のうちの復習も大事です しかし知識を定着させるには1週間おきや1ヶ月おきなどの間隔で見直しを行うことがより大切になります
このことは有名なエビングハウスの忘却曲線の実験でも証明されています 中期的・長期的な復習を効果的に学習に取り入れましょう
7)教科書の読み込み
予習の方法としては、教科書の読み込みが基本となります 授業で扱う箇所を繰り返し読み、基本事項を押さえてましょう 授業を受ける際は疑問点を意識し、内容理解を深めましょう
8)内容の深い理解
中学校のテストでは、単語や解法を暗記するだけでも、点数が取れ、比較的容易に成績を維持することができました
しかし、大学入試を意識する高校の学習では、内容理解だけでなく、幅広い応用力が必要です
そのため、単語や解法をただ暗記するだけでなく、単語の意味や用法、解法の背景にある考え方や公式も押さえておく必要があります
テストを乗り切るためだけの勉強でなく、きちんと学習を行い、大学受験でも生かせる知識やその応用力を身に付けることが大切です
9)質の高い実践
高校生の学習内容を膨大ですので、ダラダラと勉強していては時間がいくらあっても足りません
いかに勉強の質を高められるかが大事になります
質を高めるため、勉強内容とそれに対する勉強時間を決めておくのが良いでしょう
時間内に決まった内容を終わらせようと最大限、集中することで勉強の能率は高まります
10)どれくらいの勉強時間?
勉強時間は現在の学力や理解度、生徒さんの偏差値によっても違います 高1、高2、高3などの学年、苦手教科がどのぐらいあるのか、勉強の仕方がどの程度かなど、また、テスト直前などの時期によっても必要な勉強時間は違ってきます しかし、内容を理解し、高得点を目指す為に必要な勉強時間は毎日3時間をみれば良いでしょう
ただ、効率の良い勉強法で取り組まないと学習効果が悪くなり、無駄な勉強時間が増えてしまいますので、結果のでる勉強法を身につける事が重要です
国立大学を志望する一般的な高校生が合格をするには、どのくらいの勉強時間が必要なのでしょう
高校1・2年生は部活や学校行事で忙しいため、学習時間が満足に取れません
そのため、1・2年生は毎日2〜3時間の勉強をコツコツ続けていくのが良いでしょう
勉強時間は限られていますので、優先順位の高いものを中心に集中して学習することが大切です
質の高い勉強を毎日継続できれば、たとえ短時間であっても大きく学力を高めることができます
高3は毎日4 - 5時間の勉強が必須です
大学受験を控えた高3のシーズンは勉強量を増やす必要があります
入試に向けて、学習しなければならないことが多いので、最低でも一日4〜5時間は勉強しましょう
部活をしていた生徒なら、夏休み以降は平日5〜6時間、休日8〜10時間程度は勉強した方が良いでしょう
学習内容ですが、夏休みまでは1、2年生の内容を総復習し、基礎知識を完璧にするのがおすすめです
夏休み以降は共通テストの予想問題や志望校の過去問を用いて、問題演習中心の学習を行いましょう
11)授業の重要ポイント
高校は学習量が多くなりますが、学習内容の全てが重要ではありません 各単元に大事なものとそうでないものがあります そのため、勉強を各単元の重要ポイントをつかむことが大切です
予習の際は、教科書や参考書で強調されている部分を中心に学習しましょう 授業では先生が重要ポイントを明確に示しますので、聞き逃さないようにしましょう
12)学習スケジュール
中学の時には、テスト直前や前日だけのテスト勉強でも理解できた内容も、高校では通用しません
高校では、中学の時以上に学習スケジュールを作って、その学習計画通りに勉強していく事がとても大切です
まずは、予習・復習などの学習を進めるにあたっての計画を立てていきましょう
学習計画を立てるときには、次のポイントがあります
大目標を立て、それをもとに具体的な小目標を立てる
例えば、「定期テストで合計点を取る」という目標を立てたら、そこから「英語では〇点取る」「数学Iでは〇点取る」と、目標を小分けしていきます
13)やるべきことを書き出し
これまでの定期テストや模試の結果を振り返ってみると、自分が各科目どの分野を苦手としているかわかります
そこは特に予習・復習が必要な部分です 確実にできるように次の定期テストの試験範囲を予想して、科目ごとに集中して取り組む単元や項目を明確にしましょう
書き出したものを1日単位で割り振っていく
定期テストの日程や毎週の授業の時間割を考え、やるべきことを週単位・1日単位で割り振ります
予備日を設ける
計画通りに勉強が進まなかった時の予備として、計画を立てるときには、週に1日ほど、余裕をもたせておきます
14)授業対策
学校の授業対策と並行して、学校の教科書、問題集、参考書を使った大学入試関連学習を行っていく事が、一番負担もなく無駄もなく効率の良い大学受験勉強法です
15)定期テスト対策
対策は2週間前から始めるのがベストです
高校になると中学よりも定期テストの難易度が上がるため、一夜漬けの勉強では困難です
高校の定期テストでは内容理解を試すために、教科書や問題集の問題を変更したものが出題されますので、問われ方も変化に柔軟に対応できる応用力も必要になります
2週間程度あれば、知識の暗記や問題演習に十分な時間を確保できますので、良い結果が期待できます
日頃から予習復習ができていれば、大丈夫です
これまで勉強してきた英単語や漢字などの暗記がしっかり定着しているかの確認と、予習や復習を通して苦手だと感じている部分を中心に進めていきましょう
テスト期間に入ったときにすでに基本ができているのでテスト勉強に臨むと、精神的にも楽ですし、苦手なところに時間を割くこともできます
16)定期テストスケジュール
2週間という短期間で定期テストで高得点を取れるだけの実力をつける必要があるので、事前に学習スケジュールを立てましょう
スケジュールを立てる際は、「テスト範囲を網羅して対策できているか」「演習量が十分にできているか」ということを意識しましょう
テスト範囲に沿った学習を行わなければ、いくら学習量が多くても良い結果を出せません
また高得点をつけるには、問題演習を繰り返し行うことが大切です
定期テスト直前や前日になっても勉強のやる気が出ない、テスト勉強していない ことはありませんか
テスト直前、前日のテスト対策を行うとしたら、過去問や予想問題集に取り組む一夜漬けの暗記する以外のテスト勉強法はありません
もちろん、この勉強法でも学校の教科書 または合わせた予想問題があれば高得点を狙えます でもテスト直前や前日でも高得点を狙う事が出来ます
ただ、テスト対策勉強なので、内容が身に付かずテストが終わった後にほとんど忘れてしまいます
17)問題集は繰り返し
問題集は少なくとも2周は解くようにしましょう
1周目は間違った問題や理解が不十分な箇所に×や△の印をつけておくことがおすすめです
2周目以降はその印がついている部分を中心に演習を行えば、苦手を着実に克服できますので、効率よく得点力を伸ばせます
間違った問題に関しては反復学習が高得点を取るための鍵になるので、根気よく何度も解き直しましょう
18)テストの傾向
高校の学習範囲は幅広いので、各試験の傾向を把握することは非常に大切です
教科によっては先生が授業内で「テストに出る箇所」を教えてくれることもあります 聞き逃さないようにしましょう
単語の暗記だけで乗り切れるのか、論述の問題もたくさん出されるので内容理解も必要なのか、先生によって試験の傾向は違います 試験対策を行う際は、その傾向を元にして適切な対応を考えましょう
19)定期テスト勉強方法
高校の定期テストで、思うような結果が出せずに自信を無くしたり、落ち込んだりしてしまっている方は 勉強の仕方が悪いかもしれません
やり方を見直して、予習を中心とした勉強方法に切り替えましょう
もしかしたら「自分は勉強ができないのではないか」不安に思ったり、落ち込んだりしてしまっているかもしれません
中学と高校では、テストで点を取れる勉強の仕方がちょっと違いますので、勉強ができなくなったわけではありません
今の勉強法も決して間違っているわけではないので、それにプラスして新しい勉強法を取り入れましょう
参考書、問題集の定期テスト対策
定期テスト対策で問題集や参考書をつかった勉強法は下記のとおりです
学校の問題集や配布されているプリント、または学校に対応する問題集を使います
1回目はまず自力で解いて、解ける問題は「○」、解答解説、参考書をみてわかる問題は「△」、解答解説、参考書をみてもわからない問題は「×」にします
2回目は、△の問題だけを解き直して「○」になるまで取り組み、もう一度×の問題も解答解説を見てわかった問題は△にします
3回目では、△の問題が完全に無くなるようにします この勉強法だけで平均点以上はとれるようになります
20)大学受験勉強法
大学受験対策を始める前に、まずは志望校を選びましょう
現状よりも偏差値の高い志望校を選びましょう
早いうちに目標を明確にしておく方が、計画も立てやすく、モチベーションも高めやすいです
志望校は現状の実力では少し厳しいくらいのレベルの大学から選びましょう
勉強のやる気もでて、一所懸命、勉強するので実力も伸びます
21)逆算して明確に
大学受験のためにやるべきことは 多くあります
与えられた時間は限られていますし、ただ勉強するだけでは十分に実力を発揮できません
効果的に実力をつけるには、優先すべき教科や重点的に強化すべき教科をその都度明確にして学習を進めるべきです
そのため 大学合格というゴールから逆算し、計画的に受験対策を行うのがベストです
基礎知識を習得する初期から徐々に実力を伸ばしていくことが大切です
各ステップで対策すべきことを明確にし、それに沿って計画的に勉強していけば、合格できるだけの実力をつけることができます
学習計画を立てるのが面倒だと感じる方もいますが、合格を勝ち取るためには最重要ですので、必ず取り組みましょう
22)勉強計画は科目ごと
勉強計画はできるだけ具体的に作りましょう
おすすめは 科目ごとに勉強量で計画を立てることです
各科目で対策する内容を明確にし、その内容を網羅的に学習できる勉強計画を立てましょう
また勉強計画には すこし、ゆとりを持たせておくのがおすすめです
計画を立てるだけなら簡単なので内容をたくさんにしてしまいますが、それではすぐに挫折してしまいます
後から量を増やすことはできますので、自分が確実に達成できる勉強量で計画を立てるのがベストです
23)最優先の基礎知識
全ての勉強は基礎からの積み重ねです 志望校のレベルに関わらず、基礎知識の習得は必須になります
まずは教科書の内容を盤石にしましょう まずは教科書を読み込み、問題集で反復学習をするのがおすすめです 間違った問題を中心に復習するのも忘れてはいけません
また単語や公式を必要だけでなく、意味や原理にも注目して内容のある知識を習得するべきです
そうすることで基礎レベルの問題を解き、応用問題にも応できます
24)過去問演習で明確に
過去問を中心に十分な問題演習を行うことも重要です
過去問を繰り返し解けば、志望校の出題傾向を把握できるため、得点力が飛躍的にあがります
また過去問で間違った問題や不安を感じた箇所は教科書や参考書で復習し、自らの苦手を着実に克服しましょう
基礎的な理解が不十分だと感じた場合、学校の問題集などを用い基本的な問題を繰り返し解きましょう
平易な言葉で簡潔に説明がなされているものや、図やイラストを豊富に使用しているものなど、教材によって特徴が異なるため、自分に合ったものを選びましょう
また「わかりやすい表現で説明している」「重要なポイントを収録している」などは良い教材です
25)大学推薦もらうには
高校受験の推薦と、大学入試の推薦は仕組みが全然違います
大学に推薦で合格したい場合、1年生の時からしっかりと対策する必要がありま
一般入試と比較すると、楽に合格できるので推薦を狙えるようであれば推薦を目指して、対策していきましょう!
□2 効果の出る科目勉強法
1)英語勉強法
勉強法1
英語は単語と文法の基礎固めが大切
英語も古文同様、単語や文法の知識がなければ読解力があっても文章を読みこなすことはできません
長文読解を攻略するためにも、学校で出される単語や文法の課題はできるようにしましょう
単語はある程度まとめて覚えましょう 1週間で100個の単語を毎日繰り返し覚えるというようなやり方がおすすめです この方法は同じ単語を短期間に何度も繰り返し確認するため、記憶の定着率が高まります
一方で文法学習は問題集を繰り返し解くのがおすすめです 文法の構造を理解しましょう
高校の英文法は中学に比べて複雑で、量も多いので、中学時代に英文法が得意であったという場合でも油断せずにしっかり勉強しましょう
勉強法2
英語は英単語と文法問題集を繰り返して実力をつける
英語は中学生の勉強とほとんど同じです 最初はとにかく英単語を覚えましょう
ただ覚える量が中学生と比べて増えます
そこで学校で配布される文法の問題集を繰り返し解いて、文法を理解していく方法に、切り替えることが大事です
高校生になると覚える英単語と文法の量が、中学生よりもけた違いに増えるので注意しましょう
毎日の勉強法
次の日習う英単語を訳す
次の日に習う英単語の日本語訳を調べておきましょう これをするかどうかで、授業についていくのが楽になります
今日習った文法を復習する
その日に習った文法は、その日のうちに覚えてしまいましょう 問題集を一度やっておけば、ある程度頭に入り理解できます
2)数学勉強法
数学は問題演習を繰り返すことが大切
数学は「公式を理解する」「問題演習を繰り返す」が大切です
特に問題演習を数多くこなすことは重要です 公式も、実践的な練習を積みましょう
また数学が苦手な人は、最初は公式の意味がわからなくても構いません 繰り返すうちに、その意味や用法が次第にわかるようになります
高校の数学は、中学と違って難易度が大きく上がります
高校の数学は、
数学A
数学B
数学Ⅰ
数学Ⅱ
数学Ⅲ の5つに分かれます
勉強方法については、A~Ⅲまで同じやり方です
毎日の勉強法
翌日習う範囲の例題を解いておく
1度でよいので、翌日授業で習う問題の例題を解いておきましょう
それだけで授業の理解度が大きく上がります
最低5問は問題を解きなおす
その日習った問題を、家に帰ったら最低5問は解きなおしましょう
少し復習するだけでテスト前の勉強がかなり楽になります
3)国語勉強法
国語は、高校に進学すると現代文と古文の2教科に分かれます
現代文と古文は分けて、勉強方法を考えていきましょう
国語は正しい読み方を理解し、古文は古語を覚えましょう
国語 現代文
現代文の勉強法
現代文は、物語と論説文です 長文を読んで問題に答える形です
高校生になると多くの学校で習った文章がテストに出なくなります
そこで、長文読解の解き方を覚えていくことが大事になります
毎日、教科書の音読1回、 現代文の教科書を翌日習う範囲を1回だけ音読すると良いでしょう
現代文の勉強では、漢字と論理展開を押さえた読み方が大切になります
漢字や現代文のキーワードに関しては、学校で出される課題を上手く使いながら、コツコツ知識を習得していきます
一方で論理展開を押さえた読み方に関しては、順接・逆説などの文節間の論理関係や段落同士の内容の関連性などを正しく理解する練習をする必要があります
正しい読み方を身に付けるには、読み方の悪い癖を反復練習によって直していかないといけません
時間がかかる作業になりますので、早いうちから大学受験を見越してコツコツ練習を積み重ねましょう
古文の勉強法
中学生でも古文は出てきましたが、高校は難易度が高くなります
現代語訳が書いてない問題が一般的になります そこで大事なのは外国語の「英語」と考えて勉強することです
英語の勉強法で大事のは、英単語を覚えることです
これと同じ考えで、古文は古語を覚えることが重要になります
たくさんの古語を覚えていきましょう
古文は単語と文法のマスターが必須です
古文では「古文常識を理解する」と「単語・文法の暗記」が重要です
特に単語と文法の暗記は大切で、それらの知識がなければ、いくら現代文の読解力に優れても文章を理解することができません
漢字と古語はテスト前にまとめて覚えるのは大変です 1日、数個ずつ定期的に覚えていきましょう 単語は、コツコツ暗記を進めましょう
文法に関しては授業で習ったことをきちんと復習し、用法を実践的に確かめていきましょう
漢文は句法と返り点をマスターしましょう
漢文を読むには、まず句法と返り点を覚えなければいけません
「否定」や「疑問・反語」、「使役」など最低限の句法を覚えていないと文章を理解できません
それは「レ点」や「一二三点」などの返り点も同じです
それらの数は多くないので、早いうちに覚えましょう
4)理科勉強法
理科が得意な生徒さんは物理、苦手な生徒さんは生物で勝負しましょう
理科は高校の場合は、次の4つに分かれます
生物
化学
物理
地学
計算がより重視される科目や暗記が多い科目など、それぞれによって特性が違うので、それに合わせて勉強法も変えましょう
物理に関しては計算の比重が大きいため、数学と同じような演習の勉強法がいいです
公式を使いこなすには現象に関する理解が欠かせないので、公式の背景にある現象に関しても詳しく学習しましょう
理論物理
化学は無機化学を中心に暗記事項が多いので、暗記作業をしっかりと行いましょう
有機化学は暗記だけでは対応できません 演習で解法を学びましょう
生物に関しては基本的に暗記作業が中心になります 計算に関しては複雑な問題はないため、まずは教科書の読み込みをして基礎内容を暗記しましょう
地学は対応している大学が少ないですが、比較的対策がしやすい科目です
まずは教科書の読み込みで基本的な知識を習得しましょう
その後は問題集を繰り返し解き、知識の穴を埋め、解法のパターンを覚えれば十分高得点が期待できます
理科が得意な生徒さん
理科が得意な生徒の場合、物理を選択することをお勧めします
物理は数学と同じで、解き方さえ覚えれば、スラスラ解けてしまう教科です
理科が苦手な生徒さん
一方苦手な生徒さんからすると、問題を1行読んだだけで難解でわかりません
そのような生徒さんは、生物を取ることをお勧めします 生物は植物や動物の特徴など、丸暗記するだけで点数が取れます 理解する部分はほとんどなく、丸暗記で点数が取れる教科です
あなたが将来どの道に進むかによって、理科を何教科とるかが変わってきますが、2教科以上必要な場合、化学と地学の中から、好きな方を選択すればよいと思います
5)社会勉強法
社会は 語句の丸暗記+全体の流れの理解がポイントになります
社会は高校になると 以下の6つに分かれ 、それぞれ相当な分量があります
地理
日本史
世界史
倫理
政治経済
現代社会
文系・理系に関わらず、基本的に2科目以上は勉強しなければいけませんので、テスト前の丸暗記だけでは乗り切れません 文系では用語に関する論述問題も出題されますので、テストは特に難しいです
用語を単体で暗記するのではなく、用語に関する簡単な説明も合わせて記憶しておくと良いでしょう
またテスト直前に詰め込みではなく、日頃から予習・復習をおこない、知識を整理しておきましょう
社会の勉強法は、中学生の勉強法とあまり変わりません 高校の場合は、上記の勉強法に加えて、ふかんして、全体の流れをつかむことが大事になってきます
中学生の場合、ただ語句を丸暗記するだけで点数が取れましたが高校では ふかんして、流れを理解できていないと点数が取れません
中学生のように、ただ年代を覚えるだけの勉強は、量が多すぎて無理です
毎日の社会勉強法
①教科書を一通り読んでおく 翌日習う分野の教科書を一通り読んでおきましょう
②これだけで、翌日の授業の理解度が2倍にUPします
③問題集があるなら こまめに終わらせましょう
社会は定期テストの直前に覚えた方が効率が良いです 問題集だけは前もって進めておくと、テスト前は楽になります